Pythonのパッケージ管理pipをインストール

はじめに

2016年11月、Raspberry Pi2にカメラ(picamera)を接続してPythonスクリプトを書こうとPicameraドキュメントを読んでいたら、pipツールの記述がありました。

pipとは何かと調べてみると、Pythonのライブラリを管理するパッケージ管理システムということがわかりました。これから、Pythonを勉強しようと考えていましたので、pipをインストールしました。

pipのWEBサイト

pipのWebサイトにドキュメントがあります。

Pythonパッケージ管理システム

Pythonパッケージ管理システム

 

stable(安定版)バージョンのRelease Noteによると、2016年11月25日現在の最新版は9.0.1 (2016-11-06)です。

pipは、PyPI(the Python Package Index) からパッケージをインストールできます。

Python Package Index

Python Package Index

pipのインストール

最初に、apt-getでpipをインストールします。

Python 2.7.9を使用していましたので、すでにインストールされているようです。

pipのバージョンを確認します。

pipのバージョンは、1.5.6でした。

次に、pipコマンドを使用してpipツールをアップグレードします。

インストール終了後に、もう一度バージョンを確認したら 1.5.6のままでした。一度、ターミナルを閉じて、もう一度確認しました。

pipのバージョンは、9.0.1になりました。

 

pipの使用方法

pipのhelpオプションで使用方法を調べました。コマンドとオプションを指定して使用します。

helpコマンド

コマンドのヘルプ情報を表示します。

helpコマンドのヘルプ情報を表示してみました。

pip help の後ろに調べるコマンドを指定します。
例えば、listコマンドを調べる場合は下記のようにします。

list コマンド

「pip list」で、インストール済みパッケージを表示します。

「–format指定」できるようです。

  • legacy :     旧来形式(デフォルト)
  • columns :  カラム整形形式
  • freeze :      バージョン固定形式
  • json :         JavaScript Object Notationによるオブジェクト表記形式

■ legacy


■ columns


■ freeze


■ json


 

オプション「 -o, –outdated」で更新可能なパッケージを表示します。
オプション「 -u, –uptodate」で最新バージョンが入っているパッケージを表示します

freeze コマンド

「pip freeze」で、インストール済みパッケージをfreeze形式で表示します。

「pip list –format=freeze」と表示形式は同じですが、pip、setuptools、wheelなどのパッケージ管理ツールは表示されません。

show コマンド

「pip show パッケージ名」で、インストール済みパッケージの情報を表示します。

PythonドキュメントツールであるSphinxパッケージの情報を表示してみます。

search コマンド

「pip search パッケージ名」で、PyPIからパッケージを検索します。

標準ライブラリのjsonより速いsimplejsonを探してみます。

install コマンド

「pip install パッケージ名」で、パッケージをインストールします。管理者権限が必要なので、sudoを付けます。

標準ライブラリのjsonより速いsimplejsonパッケージをインストールしてみます。

uninstall コマンド

「pip uninstall パッケージ名」で、パッケージをアンインストールします。管理者権限が必要なので、sudoを付けます。

install upgrade コマンド

「pip install パッケージ名」に、オプション「-U, –upgrade」をつけてパッケージをアップグレードします。管理者権限が必要なので、sudoを付けます。

Sphinxパッケージをアップグレードしてみます。
「pip list -o」で、更新可能なパッケージ1.4.9があることがわかります。
アップグレードすると、1.4.9になりました。

install requirement コマンド

「pip install パッケージ名」に、オプション「-r, –requirement」とパッケージリスト名を指定すると、パッケージリストをまとめてインストールすることができます。インストールされているパッケージリストは、「pip freeze」コマンドをリダイレクトして作成することができます。
パッケージを別の環境にインストールする場合に使用できます。

Picameraライブラリのインストール

Raspberry Piカメラ用のPythonライブラリ picamera をインストールします。

アップグレードします。関連するパッケージもアップグレードしてくれました。

最後に

これで、pipツールの使用方法が理解できました。

Pythonのパッケージを集めたサイト「PyPI (Python Package Index)」に、世界中で開発されている豊富なパッケージ(ライブラリ)群があり、目的に応じて使用できるのはPythonの魅力です。

今後、Pythonスクリプト派になりたいと考えています。


私は、8ビットマイクロプロセッサ時代に育った技術者なので、最初にpipという言葉を見たとき、PIP(Peripheral Interchange Program)コマンドを思い出しました。

1980年代初期に、インテル8080/ザイログZ80のマイクロプロセッサ用に開発されたCP/M-80というOSがありました。PIPコマンドは周辺装置間のデータ転送コマンドで、「PIP destination=source」でデータ転送ができました。ファイルだけではなく、スペシャルファイル(CON:、LST:、PRN:など)にも転送できました。
懐かしい思い出です。

 


 

 

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