大学受験勉強
工業高校でしたので、専門科目の授業が多く受験に必要な普通科目の勉強は不足していました。
そこで、高校3年(1973年)のときに旺文社の大学受験ラジオ講座で受験勉強をしました。
短波が受信できるラジオ
大学受験講座は日本短波放送で放送していたので、短波が受信できる松下電器のワールドボーイ(GX World boy) RF-858Dというラジオを購入しました。
現在(2016年)では、このラジオのロッドアンテナが折れてしまっていますが、受信可能で時々聞いています。これまで捨てずに残していた自分にも驚いていますが、43年以上も動作しているラジオにも驚いています。さすが、松下電器の製品と思えてきます。
ラジオの正面には、懐かしい「ナショナル」のマークと「NATIONAL PANASONIC」という松下電器のブランド名が書かれています。
松下電器のブランド名は1973年当時は「National」でしたが、2016年現在は「Panasonic」になっています。このラジオには、「NATIONAL PANASONIC」というブランド名がついているのが不思議です。
RF-858Dラジオは、3バンドレシーバーであり、FM放送・AM放送・短波放送の3バンドを受信できます。
短波はSW (Shortwave)ともいわれ波長が短く、地球の周りの電離層と地表との反射を繰り返しながら遠方まで伝わる利点があります。しかし、季節や時間帯により、伝送特性の変化の影響を受けてノイズが入り聞きとりにくいことがあります。
日本短波放送(NSB:Nihon Short-wave Broadcasting)は、次の3種類の電波を出すことで、1番聴こえやすい電波を選んで聞けるようになっていました。
- 3MHz帯(3.925MHz)
- 6MHz帯(6.055MHz)
- 9MHz帯(9.595MHz)
RF-858Dラジオは、短波受信時の安定性の向上を図るため、NSB CRYSTAL (RD-9801)という外付けの水晶を取り付け可能で、日本短波放送の放送チャンネルに同調しやすくなっていました。