Microsoft EdgeがEPUB電子書籍のサポート終了
2019年9月、Microsoft EdgeがEPUB電子書籍のサポートを終了することを知りました。これは、残念なニュースです。
私は、EPUB電子書籍を読むために使っていました。ある日、Windows UPDATEをした直後から、EPUBを開くと次のようなメッセージを表示するようになりました。何回かメッセージが表示されますが、そのうち表示されなくなりました。
「Microsoft Storeにアクセスします」をクリックすると、次のようなメッセージが表示されます。
電子書籍の利用を続けるには、ePubアプリをダウンロードしてください
Microsoft Edgeでは、.epubファイル拡張子を使用する電子書籍がサポートされなくなります。Microsoft Storeで、お勧めのePubアプリをご確認ください。
バージョンは、Windows 10 Home 1903 (18362.356)でした。
電子書籍執筆の便利なツール
Microsoft Edgeは、電子書籍執筆の便利なツールです。
私は、これまでに4冊の電子書籍を執筆しました。
- 究極のプログラム設計図 PAD解説
- 超最速ソートアルゴリズム解説
- 最強の電子書籍執筆ツールRe:VIEW解説
- 超マシン復活 #1 DEC TOPS-20 レトロOSワールド
電子書籍の執筆は、Re:VIEWというツールを使っています。このツールは、手軽に使用できる電子書籍出版システムです。マークアップ記法で記述したテキストファイルをEPUBやPDFなどのドキュメント形式に変換するコンバーターのようなものです。
執筆した原稿をEPUB形式の電子書籍に出力します。拡張子.epubのファイルをダブルクリックするとMicrosoft Edgeを起動して、手軽に電子書籍を読むことができました。
そして、執筆した電子書籍の校正を行うわけです。Microsoft Edgeは、EPUB規格に完全に対応しているわけではありませんが、ほぼ問題なく使うことができます。
Microsoft Edgeの音声読み上げ機能
校正を行う上で、Microsoft Edgeの音声読み上げ機能はとても便利です。
[CTRL+Shift+G]を押すと、音声読み上げを開始します。
しかも、読み上げている箇所をハイライト表示して読み上げるので、「目で見る+耳で聞く」ことで文章の誤記などが発見できます。
一番右側の人型のアイコンをクリックすると、読み上げ速度を変更できます。
さらに話者も変更できます。
・あゆみ (Ayumi)
・はるこ (Haruko)
・いちろう (Ichiro)
Microsoft EdgeのEPUBサポート終了は、EPUBビュアーとして音声読み上げが使えなくなるわけです。
サポート終了は、いつ?
Microsoft EdgeがEPUB電子書籍のサポートを終了というのは、この先どうなるのでしょうかね。
ある日突然、EPUBを開けなくなるとしたら困ってしまいます。執筆した電子書籍を校正する便利なツールがひとつ減ってしまいます。EPUBを読めなくなるとしたら、いつからなんだろう?