WordPress 素晴らしいシンタックス・ハイライト Prism.js

               公開日:2020/04/10
PRISM.JS シンタックス・ハイライト

PRISM.JS シンタックス・ハイライト

Prism.jsでシンタックス・ハイライト

2020年4月、WordPressにPrism.jsを設置してシンタックス・ハイライトしました。

本サイトでは、2020年3月までは「Crayon Syntax Highligher」プラグインを使用して、シンタックス・ハイライトしていました。

Crayon Syntax Highligher

Crayon Syntax Highligher

「Crayon Syntax Highligher」プラグインは、高機能で使いやすいものでしたが、処理が重たいということとPHPバージョンを7系にバージョンアップするとトラブルが発生するという報告があるので、別の方法を探していました。ようやく見つけたのが、軽量なPrism.jsというシンタックス・ハイライトです。

Prism.js Syntax Highligher

Prism.js Syntax Highligher

Prism.jsは、8種類のテーマがありハイライトのデザインを選択できます。
当サイトでは、COYというテーマを使用しています。

テーマのサンプル

テーマのサンプル

Prism.jsのダウンロード

Prism.js公式サイトからダウンロードします。

Prism.js 公式サイト

Prism.js 公式サイト

[DOWNLOAD]ボタンを押します。

Prism.js 機能選択

Prism.js 機能選択

ダウンロードするPrism.jsを選択します。

  • ① 圧縮レベルの選択
  • ② テーマの選択
  • ③ サポート言語の選択
  • ④ プラグインの選択
  • ⑤ ダウンロード

① 圧縮レベルの選択

  •  Development version (開発版のJavascript)
  •  Minified version (縮小版のJavascript)

縮小版は、スペースや改行を削除して縮小したJavascriptです。通常は、縮小版を選択します。

開発版は、見やすいようにスペースや改行を挿入したJavascriptです。自分で改造などする場合は、開発版を選択します。

② テーマの選択

シンタックスハイライトの見た目を8種類のテーマから選択します。
画面右側の円ボタンを押すと、ページ下部のサンプルで見た目を確認できます。

  •  Default
  •  Dark
  •  Funky
  •  Okaidia
  •  Twilight
  •  Coy
  •  Solarized Light
  •  Tomorrow Night

③ サポート言語の選択

Prismは、数多くのプログラム言語をサポートしています。シンタックスハイライトで表示させる言語を選択します。

④ プラグインの選択

シンタックスハイライトに機能を追加するプラグインを選択します。

Prism.js プラグイン選択

Prism.js プラグイン選択

とりあえず、使いそうなプラグインを選択しました。

プラグイン 機能
Line Highlight 特定の行(行範囲)を強調表示
Line Numbers 行番号を表示
Show Language 言語名を表示
Command Line コマンドライン表示
Normalize Whitespace 空白に対する処理を指定
Toolbar ツールバー表示
Copy to Clipboard コードコピーのボタンを追加
Diff Highlight diffブロック内のコードを強調表示
Treeview ファイルシステムのツリー構造を強調表示

⑤ ダウンロード

画面の下部にある[DOWNLOAD JS]ボタンと[DOWNLOAD CSS]ボタンを押して、prism.jsとprism.cssをダウンロードします。

Prism.js ダウンロード

Prism.js ダウンロード

Prism.jsの設置

今回は、Prism.jsをhpb20-child子テーマに設置します。

Prism.jsのアップロード

cssとjsを格納するフォルダを子テーマの下に作成します。

Prism.js 設置

Prism.js 設置

  •  prism.jsは、「/wp-content/themes/hpb20-child/js」にアップロードします。
  •  prism.cssは、「/wp-content/themes/hpb20-child/css」にアップロードします。

WordPressに組み込み

テーマのための関数(functions.php)で、prism.cssとprism.jsを組み込みます。
子テーマのスタイルシートをキューに入れていますので、その続きに追加します。

WordPressの子テーマを作る


<?php
function my_enqueue_scripts() {
    theme_enqueue_styles();
    prism_enqueue_scripts();    /* Prism */
}

/*=======================================================
 *   子テーマ    Style.css
 *=======================================================*/
function theme_enqueue_styles() {
  $theme_uri = get_template_directory_uri();
  $style_uri = get_stylesheet_directory_uri();
  wp_enqueue_style(
        'parent-style', $theme_uri . '/style.css' 
  );
  wp_enqueue_style( 
        'child-style',  $style_uri . '/style.css', 
        array('parent-style')
  );
}
/*=======================================================
 *   Prism.js   (prism.css + prism.js)
 *=======================================================*/
function prism_enqueue_scripts() {
  $style_url = get_stylesheet_directory_uri();
  wp_enqueue_style( 
         'prism-css', $style_url . '/css/prism.css'
  );
  wp_enqueue_script( 
         'prism-js' , $style_url . '/js/prism.js', 
                      array('jquery'), false, true 
  );
}

add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'my_enqueue_scripts' );
?>

関数add_action()で、“wp_enqueue_scripts”にアクション関数を追加します。

Prism.jsを設定する関数prism_enqueue_scripts()では、スタイルシートとスクリプトを組み込みます。

  •  wp_enqueue_style()で、/css/prism.cssを組み込みます。
  •  wp_enqueue_script()で、/js/prism.jsを組み込みます。

wp_enqueue_script( $handle, $src, $deps, $ver, $in_footer );
引数 区分 意味
$handle 必須 スクリプトのハンドル名
$src 任意 スクリプトのURL
$deps 任意 先に読み込むスクリプトのハンドル配列
$ver 任意 スクリプトのバージョン番号(false:指定なし)
$in_footer 任意 スクリプトの組み込み位置(true:BODY,false:HEAD)

ページのソースを表示すると、次のようにスタイルシートとスクリプトが組み込まれたのが分かります。


<HEAD>
<link rel='stylesheet'
      id='parent-style-css'  
      href='http://○○/wp-content/themes/hpb20/style.css?ver=5.4'
      type='text/css' media='all' />
<link rel='stylesheet'
      id='child-style-css'
      href='http://○○/wp-content/themes/hpb20-child/style.css?ver=5.4'
      type='text/css' media='all' />
<link rel='stylesheet'
      id='prism-css-css'  
      href='http://○○/wp-content/themes/hpb20-child/css/prism.css?ver=5.4' 
      type='text/css' media='all' />

・・・

<BODY>

<script type='text/javascript' 
     src='http://○○/wp-content/themes/hpb20-child/js/prism.js?ver=5.4' >
</script>

Prism.jsの使用方法

Prism.jsのシンタックス・ハイライトは、<pre>タグの中に<code>タグで囲んだ範囲にコードを記述します。プログラミング言語の種類は、classで「language-c」のように記載します。


<pre><code class="language-c">
int main(void)
{
  printf("hello, world");
}
</code></pre>

上記の記述は、次のように表示されます。


int main(void)
{
  printf("hello, world");
}
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WordPress 素晴らしいシンタックス・ハイライト Prism.js」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: WordPress 特定のページのみPrism.jsでシンタックス・ハイライト | ある計算機屋さんの手帳

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