初めてのC言語による開発
1987年、初めてC言語による開発を経験しました。
技術情報誌などでC言語のプログラミング特集などが掲載されていましたので、なんとなく理解していました。しかし、今回の開発は8名体制と大人数での開発であり、C言語の経験者はひとりもいませんでした。そこで、バイブル書のカーニハンとリッチー著の「プログラミング言語C」を輪講形式で勉強会を開催してみんなで学びました。
- 『プログラミング言語C』 UNIX流プログラム書法と作法
- B.W.カーニハン D.M.リッチー 著
- 石田晴久 訳
- 共立出版株式会社
- 1981年7月20日 初版
- 1987年3月25日 初版90刷
目次
第1章 やさしい入門
第2章 データ型・演算子・式
第3章 制御の流れ
第4章 関数とプログラム構造
第5章 ポインタと配列
第6章 構造体
第7章 入出力
第8章 UNIXシステム・インタフェース
内容
このバイブル書は、初心者向けの入門書ではなくC言語独特の簡略化された記述のコードで説明してあるので、ある程度理解している人にとってUNIX流のCプログラミングができるように説明された書籍です。輪講の全員が未経験者でしたのでバイブル書で勉強するのは無理かと思いましたが、全員が理解できるまで徹底的に意見交換することにより、深く理解でき実践の開発で使えるようになったと思います。
目次の横に輪講講師の担当者の名前が書いてあり、何十年も経過した今、この目次を見ると輪講の風景が懐かしくよみがえってきます。