UNIX Power Tools sed & awk プログラミング

sedとawkの修得

1992年、この頃はWindows3.0の時代だったと思います。Windowsのアプリケーションを使うというよりも、MS-DOSコマンドを複数起動して、DOS窓でプログラム開発をしていたと思います。

そんなときに、MS-DOSでUNIX流の開発ができるMKS Toolkitというソフトウェアを購入して、Korn Shell、awk、sedなどのUNIXコマンドがMS-DOSで使用できるようになりました。

awkスクリプトについては、バイブル書「プログラミング言語AWK」で勉強したので使いこなせていたのですが、sedスクリプトについては、簡単なことしか使うことができていませんでした。

そこで、「sed & awk プログラミング」という本で、正規表現とsedとawkを勉強しました。

  • 『UNIX Power Tools sed & awk プログラミング』
  • Dale Dougherty 著
  • O’Reilly&Associates,Inc. アスキー出版局
  • 1991年12月21日 初版

sed&awkプログラミング

sed&awkプログラミング

 

目次

1章 編集用パワーツール
2章 基本的な使い方
3章 正規表現
4章 sedスクリプトの書き方
5章 sedの基本コマンド
6章 sedの高度なコマンド
7章 awkスクリプトの書き方
8章 条件、ループ、配列
9章 関数
10章 一番下の引き出し
11章 実用アプリケーションの開発
12章 スクリプト集
付録A sedクイックリファレンス
付録B awkクイックリファレンス

内容

2章におもしろい記述がありました。

awkは、sedとgrepの一族であり、sedとgrepをさらにたどっていけば、最初のUNIXラインエディタedに行き着く

sedはストリームエディタで、簡単なコマンドしか使えないと思っていたのですが、この本で勉強してスクリプト言語と呼べる強力な言語とわかりました。

付録にSEDとAWKのクイックリファレンスがあり、とても便利でよく参照しています。