TOPS-20 Land

プログラミング言語の宝庫

2020年3月、歴史的に貴重なDEC社 TOPS-20のLOGO言語で「hello, world」をプログラミングしました。

TOPS-20は、DECのPDP-10マシンで動作するOSで1976年に誕生して1970年代から1980年代にかけてUNIXと共に人気のあったOSです。
TOPS-20では、多くのプログラミング言語処理系が動作していました。
TOPS-20で動作する言語処理系は半世紀以上前に生まれた言語であり、21世紀の現在では使われていない言語もあります。

これらのプログラミング言語は、いろんな時代背景で生まれそのユーザーと共に進化してきました。例えば、FORTRAN言語は科学の強力な道具となり、COBOL言語はデータ処理ユーザーに支えられ、C言語はUNIXと共に普及し、LISP言語は人工知能（AI）研究と共に進歩してきました。

今回のブログでは、項番10のLOGO言語による「hello, world」を紹介します。

LOGOの設定

LOGOシステムで使用できるエディターはEMACSなので、端末モードをビデオ型端末（VT100）に設定して、定義済みエディター（論理名editor:）をEMACSとします。

@terminal vt100
@define editor: sys:emacs.exe

LOGO言語

EDITコマンドで、HELLO.LOGOというソースファイルを作成します。
LOGOプログラムのファイルタイプは「.LOGO」です。

LOGO言語

to hello
  print  "hello,%world
end

LOGOは、インタープリター型なのでコンパイルは不要で即実行できます。

@plogo

Welcome to Children's Museum/LSRHS LOGO (TOPS-20 version)

*　　　　　←①
*print  "hello,%world
hello, world

* 　　　　　←②
*hello
hello, world

* 　　　　　←③
bye
@

PLOGOコマンドでLOGOシステムを起動します。（LOGOではありません）
LOGOシステムは、起動時にカレントディレクトリーの.LOGOファイルは自動的に読み込まれます。

1. ① LOGOプログラムを入力するとダイレクト･モードで実行します。
2. ② プログラム名で、LOGOプログラムを実行します。
3. ③ byeコマンドで、LOGOシステムを終了します。

LOGOは、LOGOシステムの中からEMACSを起動してプログラムを編集し、即LOGOシステムに反映できます。
極めて対話的に使用できるLOGO環境となっています。
詳しくは、『超マシン復活 #2 DEC TOPS-20 プログラム言語 その世界』を参照してください。

TOPS-20 プログラミング言語の解説書

「hello, world」を実行できたら、もう少し複雑なプログラムを書いてみませんか。

プログラミング言語の詳細な解説やLOGOシステムの使い方は、『超マシン復活 #2 DEC TOPS-20 プログラム言語 その世界』という書籍を参考にしてください。

プログラミング言語の世界の魅力は、この書籍だけでは語り尽くせません。TOPS-20ワールドは、ワクワクでいっぱいです。この本を出発点として、探究心と好奇心の扉を開いて『技術を極める知的冒険の旅』へ出発してください。

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『超マシン誕生』と『超マシン復活』

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