本書は下記に示す章から構成しています。 最初から読み進めることを推奨しますが、目的によっては部分的に読むことも可能です。 PADの書き方を知りたい場合は、第5章「PAD解説」を読んでください。
第1章「ソフトウェア爆発」では、 複雑で高度化したソフトウェアを開発するために、設計の心構えなどについて説明します。
第2章「使えないフローチャート」では、 フローチャートについて考察します。 レガシーな開発スタイルでは、フローチャートでプログラムのロジックを考えていました。 しかし、フローチャートは処理の流れを矢印でつないだ流れ図なので、 複雑なロジックを考えてしまう傾向があります。
第3章「構造化という道具」では、 構造化プログラミングについて解説します。 理解しやすいプログラムロジックにするための制御構造の簡素化や階層化、 段階的詳細化の概念について説明します。
第4章「構造化チャート」では、 構造化チャートについて解説します。構造化チャートはいろいろな組織から提案されました。 構造化チャートを比較するために簡単なサンプル問題をそれぞれの構造化チャートで書いてみます。
第5章「PAD解説」では、 素晴らしいPADについて解説します。 PADの表記方法からPADの特徴について解説します。 そして、ちょっと複雑な処理をPADで書いてみます。
第6章「PAD活用アラカルト」では、 PADの活用例としていろいろなアルゴリズムをPADで書いてみます。 興味を持ったアルゴリズムから読んでください。 さらなるPADの魅力を発見していただけたら幸いです。