本書は下記に示す章から構成しています。
第1章「超マシン復活」では、 超マシンPDP-10 TOPS-20の復活について説明します。 LinuxマシンでKN10エミュレーターにより 本物のTOPS-20バイナリーコードを実行します。 時を超えてTOPS-20が復活しました。
第2章「TOPS-20 OS起動と停止」では、 TOPS-20 OSの起動と停止について説明します。 OSの起動方法には、スタンドアロン起動とタイムシェアリング起動があります。 残念ながら、OS起動と停止には難解な呪文のようなコマンドを入力しなければなりません。
第3章「マクロでOS起動・停止を簡単化」では、 Tera Termの強力なマクロ機能を利用して自動的にキー入力を行うことにより、 難解な呪文のようなコマンドを入力することなく、OS起動と停止を簡単化します。
第4章「シェルでOS起動・停止を自動化」では、 シェル(xdotoolなど)を利用して自動的にキー入力を行うことにより、 難解な呪文のようなコマンドを入力することなく、OS起動と停止を自動化します。
第5章「電子工作でOS起動・停止を効率化」では、 電子工作でRaspberry PiのGPIOにスイッチとLEDを接続します。 Pythonスクリプトで制御してLEDで状態を表示し、スイッチ入力でOS起動と停止を 行い効率化します。
第6章「スイッチ一発!完全自動化」では、 電子工作でスイッチとLEDを搭載した制御ボックスを製作します。 Raspberry Piの電源を投入してLinuxブート後に制御ボックスが有効になり、 スイッチONでOS起動し、スイッチOFFでOS停止します。 そして、Linuxをシャットダウンします。 このように、スイッチ一発でOS起動と停止を完全自動化します。