『ラズパイで動く超マシン』シリーズは、DEC PDP-10マシンのTOPS-20 OS活用テクニックなどを 解説したシリーズ本で、本書はシリーズの第6巻となります。
本書は、これまでの超マシン復活シリーズで説明しきれなかった便利なコマンドやツール、 活用テクニックなどについて記載したものです。
巻数 | シリーズ 書籍 |
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1 | DEC TOPS-20 レトロOSワールド |
2 | DEC TOPS-20 プログラミング言語 その世界 |
3 | DEC TOPS-20 太古のPDP-10 アセンブラの世界 |
4 | DEC TOPS-20 伝説の8080エミュレーターとALTAIR |
5 | DEC TOPS-20 レトロなOSの散歩道 |
6 | DEC TOPS-20 OS起動と停止のギミック |
本書では、PDP-10マシンで動作するTOPS-20のOS起動と停止について解説しています。
主な内容を以下に示します。
本書の目的は、PDP-10マシンのレトロなOSであるTOPS-20のOS起動と停止を容易に行えるようにすることです。
本書は、TOPS-20 OSについての解説ではなく、OS起動・停止の改善を行うために Tera Termマクロ、Linuxシェル、ラズパイのGPIOによる電子工作などを解説しています。
筆者は、2019年に『超マシン復活 #1 DEC TOPS-20 レトロOSワールド』を執筆して発売し、 『超マシン復活』シリーズを書いてきました。 TOPS-20 OSを使用するたびに、OS起動と停止で難解な呪文のようなコマンド入力することが面倒でした。 そこで、今回Linuxのキー入力をエミュレートするxdotoolを活用して難解な呪文のようなコマンド入力を 不要にすることができました。 そして、Raspberry Piの魅力であるGPIO制御による電子工作を行いスイッチ一発でOS起動と停止を 行うことができました。
OS起動と停止のギミックの世界は、ワクワクすることがいっぱいあります。 この本を出発点として、探究心と好奇心の扉を開いて 『知恵と工夫を凝らした知的冒険の旅』へ出発してください。